九州豪雨、死者8人に=不明者は20人—13日朝から再び強い雨
時事通信 7月12日(木)17時57分配信
九州北部で降った猛烈な雨で12日午後、新たに熊本県内で男女2人の死亡が確認された。熊本、大分両県で死者は8人、行方不明者は20人で、両県警などが捜索を続けている。自衛隊は両県の災害派遣要請を受け、部隊を派遣した。
気象庁によると、九州北部の雨は収まりつつあるが、熊本県阿蘇市乙姫では同日午後4時半までの24時間雨量が500ミリを超えた。同庁は「13日明け方から、再び非常に強い雨が降る恐れがある」と厳重な警戒を呼び掛けた。
熊本県警によると、阿蘇市では多数の住宅が大雨による土砂崩れで倒壊。山部美佐子さん(78)=同市一の宮町手野=、市原鯱さん(81)=同市一の宮町坂梨=、藤井ケサトさん(85)=同市一の宮町中坂梨=ら男女7人の遺体が確認された。このほか、同市と南阿蘇村で、連絡が取れない安否不明者が19人。熊本市では市内を流れる白川が氾濫した。
大分県は竹田市で1人死亡、1人が行方不明。同県警によると、死亡したのは、長谷川正和さん(74)=同市拝田原=と確認された。長谷川さんは川からあふれた水に流された。「田んぼを見に行く」と言ったまま、姿が見えなくなった同市荻町南河内の男性(80)が依然、行方不明という。
被害に遭われた方々に心からお悔やみ申し上げます。
これ以上、被害が拡大しないことを願います。
明日もくれぐれもご注意ください。
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九州豪雨、死者8人に=不明者は20人
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