神戸・老人ホーム入所者虐待:暴行容疑で介護士逮捕 入所のお年寄りたたく
神戸市西区の介護付き有料老人ホーム「はぴね神戸学園都市」で、女性の入所者が顔をたたかれるなどの虐待を受けた事件があり、兵庫県警捜査1課と神戸西署は13日、元職員3人を暴行容疑で逮捕した。女性は検査で鎖骨とあばら骨が折れていたことが判明。県警は傷害容疑も視野に入れ追及する。
3人は、介護福祉士、松田光博(40)=神戸市須磨区▽同、島田淳子(あつこ)(39)=同▽ホームヘルパー、節句田穣(せっくでんゆたか)(24)=同県加古川市=の各容疑者。容疑は1月2日、個室に入所していた女性(73)に、松田容疑者が両頬を平手でたたくなど、それぞれが暴行を加えたとされる。松田容疑者は大筋で容疑を認めているが、島田、節句田の両容疑者は「やっていない」と否認している。
県警などによると、女性は10年6月に入所。昨年夏ごろから「助けて」と家族に訴えたため、家族が今年元日に個室内にビデオカメラを設置して隠し撮りしたところ職員の虐待が判明した。【近藤諭、金森崇之、重石岳史】
毎日新聞 2012年2月14日 東京朝刊
悲しい、、、、こんな悲しいことが現実に起きてしまった。
他の報道では「ストレスが溜まっていた」という動機とのことだが、どんな事を理由にしても許されることではない。
しかし、これから益々高齢化社会となり老人ホームの需要も増え続けていく中、職員の現状や処遇などもしっかり考えていかなければならない。
職員の努力や苦労も限界に達してしまう。
心に余裕が無くなってしまうような今の介護業界の体制を早急に変えることが求められているのだ。
人手不足を解消できる抜本的改革。
今、年金改革と同時に始めていかなければ、10年後の介護行政は立ち行かなくなる。
そういう危機感を政府は持っているのだろうか。
私が介護施設の経営者を経験し感じたこと、、、、勉強のために80軒の施設を訪ね、現場の声を聞いて回ったこと、、、、私はずっと警鐘を鳴らし続け、大きな声を届けるよう取り組んでまいります。
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お年寄りに暴行容疑で介護士が逮捕
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