特定秘密保護法で「菅直人政権が行った都合の良い情報の隠蔽は起きない」
2013.12.10 00:40 [安倍首相]産経ニュース
安倍晋三首相は9日夕、臨時国会閉幕を受け官邸で記者会見し、今月4日に創設された国家安全保障会議(NSC)の事務局となる「国家安全保障局」の初代局長に、谷内正太郎内閣官房参与を充てることを正式に表明した。谷内氏に関し「年明けに同局が発足したら、ただちに世界を飛び回ってもらう。各国のNSCを訪問して、緊密に連携させたい」と述べ、期待感を示した。
NSCの設置と合わせて成立した特定秘密保護法については「国民の生命と財産を守るためには、一刻も早く制定することが必要だった」と意義を説明。
さらに「秘密が際限なく広がるといった懸念の声があるが、そのようなことは断じてあり得ない。一般の人が巻き込まれることも決してない」と語った。
同法に対して不安の声が出ていることに関しては「今後も国民の懸念を払拭すべく、丁寧に説明をしていく」と強調。「厳しい世論は国民の叱声であると謙虚に真摯(しんし)に受け止めなければならない。私自身がもっと丁寧に時間を取って説明すべきだったと反省している」と釈明した。
また、平成22年の中国漁船衝突事件の映像を「秘密」扱いした民主党政権の対応に関し>「当時は誰が間違った判断をしたか分からなかったが、今度は責任の所在が明らかになる。菅直人政権が行った政権の都合の良い情報の隠蔽(いんぺい)は起こらないと断言してもいい」と語った。
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特定秘密保護法で「菅直人政権が行った都合の良い情報の隠蔽は起きない」
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