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「いいわよ」

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田中文科相:「設置不認可」 翻意へ委員会で与野党包囲網
毎日新聞 2012年11月10日 15時00分(最終更新 11月10日 15時02分)

 田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学を「設置不認可」とした問題は、田中文科相が発言を二転三転させたあげく「認可」に言及、9日にやっと謝罪して決着した。文科相が突然「認可」と態度を変えたのが7日の衆院文部科学委員会。与野党総掛かりで田中文科相を翻意させた舞台裏が、川内博史同委員長(民主)らの話で明らかになった。

 同委員会は午前9時半から昼休憩を挟んで午後4時まで続き、質問した10人のうち8人が、不認可とした文科相の見解をただした。

 さらに午前中の質疑で、下村博文議員(自民)は不認可の撤回を求める委員会決議を提案。決議に強制力はないが、全員一致が原則のため成立すると「与野党の総意」の重みがある。午前中は採決は見送られたが、昼休憩中に開かれた理事懇談会で、事態の収拾を図る川内委員長が自ら決議を再提案。野党理事は全員賛成したが、民主党理事は反対。川内委員長は、党の説得に乗り出す。

 川内委員長が急きょ訪れたのは党幹事長室。「このまま問題が続くと良くない」と安住淳幹事長代行を説得。安住氏は「官房長官に連絡する」と応じた。その後、午後の質疑中に高井美穂理事(民主)が民主党の山井和則国会対策委員長と会談を重ね、「決議はできないが、代わりに大臣答弁でしっかり担保させる」と川内委員長に代替案を伝えてきた。野党が決議を求める動議の検討を始めたことも背景にあり、田中文科相の外堀が埋まった。

 「3大学の新設については現行の制度にのっとり、適切に対応する」。与野党の理事が答弁の文面調整を終えたのは午後3時前。文科省の森口泰孝事務次官が田中文科相に紙を渡し「このまま読んでください。事態を収拾します」と伝え、「現行制度での認可」にたどり着いた。

 翌8日の衆院本会議場で川内委員長が「昨日はありがとうございました」と話しかけると、文科相は「いいわよ、いいわよ」と返したという。【石丸整】



大学関係者に多大な迷惑をかけたことは皆様もご承知の通り。

しかし、国会内でもこれだけ与野党議員に迷惑かけて、、、、「いいわよ」はないよね。



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