オバマ氏再選で

ＮＹダウ急落、３１２ドル安　終値での下げ幅は今年最大

　【ニューヨーク＝畑中徹】７日のニューヨーク株式市場は、米財政の先行き不安が高まり、大企業で構成するダウ工業株平均は急落した。終値は、前日より３１２．９５ドル（２．３６％）安い１万２９３２．７３ドルと、８月上旬以来、約３カ月ぶりの安値水準で取引を終えた。終値での下げ幅は今年最大。取引時間中の下げ幅は一時、３７０ドル近くに達した。

　オバマ氏再選から一夜明け、投資家の関心は米国の財政問題に移った。市場では、減税の打ち切りと政府の歳出が強制的にカットされる「財政の崖」で、景気が悪化するという心配が高まった。

　米大統領選と同時にあった６日の米議会選挙で、上院と下院で多数派が異なる「ねじれ」が確定。オバマ氏が議会との調整に手間取り、問題が長引くという見方が広がった。取引開始後からダウ平均を構成するすべての株式が売られた。

　オバマ氏は再選を果たしたものの、経済政策運営の手腕に対しては、市場から厳しい視線が向けられていることが明らかになった。

　欧州連合（ＥＵ）の欧州委員会が来年の域内経済について、厳しい見通しを示したことも、投資家が株式を売る流れを強めた。

　ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数も大幅に下落した。終値は、前日より７４．６４ポイント（２．４８％）低い２９３７．２９だった。


東京市場も急落しています。

8600円割れ、、、、。

日本経済への影響も深刻です。

円高対策も含め早く経済を立て直すためにも、年内に解散（予算編成）が望ましい。