自公、解散ゼロ回答に猛反発=「首相密約」暴露で対抗-党首会談
民主、自民、公明3党による19日の党首会談は、野田佳彦首相が衆院解散時期について踏み込まなかったため自公が猛反発、決裂した。自公両党首は、8月の谷垣禎一自民党前総裁との会談で首相が語ったとされる「年内解散」発言をあえて持ち出して揺さぶったが、首相は譲らなかった。再会談のめどは立っておらず、解散をめぐる与野党の攻防はチキンレースの様相だ。
「『近いうちに(解散)』という発言の重みは自覚しているし、責任ある判断はしたい。だらだらと政権延命を図るつもりはない」。党首会談で首相はこう語るだけで、自公が要求する解散時期の明示には応じなかった。
今回の党首会談は、18日の3党幹事長会談で民主党の輿石東氏が「(首相から)具体的な提案があるのではないか」と表明したことが弾みとなって実現した。にもかかわらずの「ゼロ回答」に、自民党の安倍晋三総裁と公明党の山口那津男代表も黙ってはいなかった。
反撃の口火を切ったのが山口氏で、「年内解散という約束を谷垣氏としていたのではないか」とただした。首相が「そんなことは言っていない」と否定すると、今度は安倍氏が「『(来年度の)予算編成は自分の手でやらないと首相が言った』と谷垣氏から引き継ぎを受けている」とたたみ掛けた。首相と谷垣氏は8月8日の党首会談の際、二人きりになる時間が約30分間あり、安倍氏が「暴露」したのは、この際のやりとりとみられる。
安倍氏の追及にも首相は「言っていない」と主張を変えなかったが、山口氏が「ここに谷垣氏を呼んだら困るでしょうね」とにらみつけると、首相は「それはちょっと…」と口ごもった。
会談後、安倍氏は記者会見で「率直に言って(首相に)失望した」。山口氏は記者団に「国民をばかにした話だ」と吐き捨てるように言った。
もっとも、首相を年内解散に追い込むための有効な手段を、自公両党が持ち合わせているわけではない。党首会談の決裂後、政府・民主党は間髪を入れずに臨時国会の29日召集を決め、野党が応じなくても審議を強行する構えを見せている。「国会審議を拒否すれば野党への批判が激しくなる。与党ペースだ」。公明党幹部は苦しげに語った。(2012/10/19-21:50)時事通信
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まず人として、嘘つきが総理大臣なんて悲しい。。。
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嘘つき
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