国際舞台へ、人材求む!=世銀、日本人採用を本格化
【ワシントン時事】途上国の開発支援を通じて貧困撲滅を目指す世界銀行が、日本人を対象にした採用活動を本格化させていることが7日までに、分かった。「多くの日本人にグローバルな舞台で活躍してほしい」(人事担当者)としており、東京で開催される国際通貨基金(IMF)・世銀の年次総会に合わせて社会人向けセミナーを開催、人材発掘に力を入れたいとしている。
担当者によると、日本は世銀への出資が米国に次いで2番目に多いが、世銀グループで働く日本人は「ごくわずか」。
世銀は途上国出身者や女性に加え、活動への貢献度が高い日本からの採用も大幅に増やしたい意向だが、「応募が少ない上、面接を突破できる人が少ない」のが実情だ。他国の候補者に比べ、英語力や海外経験、大学院修了などの経歴で差がつくケースが多いという。
しかし、48年ぶりとなる東京での総会開催を契機に世銀は採用活動を強化。人材紹介会社や教育機関などと連携した人材育成や発掘などに乗り出す考えだ。
セミナーでは金融やコンサルタント分野などで経験を積んだ約70人を対象に、世銀グループ中核の国際復興開発銀行(IBRD)と国際金融公社(IFC)が活動内容を紹介する予定で、今後も同様の取り組みを継続したいとしている。(2012/10/07-17:31)
こういう記事を読むにつけ政治の役割を改めて考えさせられる。
最近の傾向として、若者が海外へ修行に出なくなったらしい。
私達の時代を思い返してみると、確かに音楽やダンスやモータースポーツ等でも海外へ勉強に行った仲間が多かったと記憶している。
日本が居心地がよいと言うより、我が家から出たがらない傾向らしい。
私達の若い頃は一人暮らしに憧れたものでしょう。
親元を離れ、早く大人の仲間入りがしたかったものだ。
それが昨今では、親元に一緒にいたほうが楽だと言う。
それが良いとか悪いとかではなく、何かが大きく変わってきていることは確かなようだ。
そこでこういう記事のようなご指摘を受けると、教育機関の重要性に目を向けていかねばならないとつくづく感じる。
日本の宝はまさしく人材であることは間違いないのだから。
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海外修行
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