ロシア首相国後訪問 返還の期待に冷水
2012年07月04日朝日新聞
■「意図は」「交渉加速を」
ロシアのメドベージェフ首相が3日、国後島を再び訪問した。プーチン氏が大統領復帰直前に北方領土問題を「最終決着させたい」と発言し、交渉進展に期待感が高まっていた道内には反発が広がった。
元島民団体の千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)の小泉敏夫理事長は「交渉を始めようとしているときで、無頓着で大人げない行動だ」と訪問を批判。外務省を通じ、ロシア政府に抗議の意思を伝える意向だ。
一方で「日本への威圧行動なのか、四島側の要請に対する顔見せなのか、世界に向けてロシア領と誇示する行動なのか、その意図はさまざまに推測できる」として、真意を見極めたいという考えも示した。
根室市では、メドベージェフ氏が2010年11月に国後島を訪問した際、北方領土を望む納沙布岬で抗議集会が開かれた。長谷川俊輔市長は「強い憤りを感じる。政府は北方領土がロシアに実効支配されている現実を再認識し、粘り強い交渉を進めてほしい」とのコメントを出した。
一方、5月のビザなし交流で択捉島を訪問した道議会北方領土対策特別委員会理事の中司哲雄氏(自民)は、訪問先が再び国後島だったことに注目する。「国後より北側の2島は返さないというメッセージの可能性がある。(プーチン氏が言った)『引き分け』は歯舞、色丹の返還までという意図を感じる」と警戒した。
高橋はるみ知事は「今後の外交交渉への影響、元島民の方々の不安な心情を考えると誠に遺憾。政府は毅然たる態度で外交交渉を一層加速するよう強く期待する」との談話を出した。
(杉村和将、六分一真史)
領土問題、、、、
今まで実効支配に対し、抗議だけで何も動いてはいないように見える日本側の対応。
ロシア側の「引き分け」にも同じだ。
歴代の政府は、自分たちの政権時には黙ってやり過ごそう的な姿勢が見え隠れする。
今こそ動かなければ!!
国民はいつの時も、そう感じたはずである。
いつになったら本気で動こうとするのか。
水面下での交渉でもなんでもいい。
党派なんて言ってる場合ではない。
全勢力で知恵を出し合い、使えるものを使い、「進めること」が急がれる。
、、、、、って
何度同じことを言ってるのかな私も(怒)。
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ロシア首相国後訪問
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