皆さんご存知の通り、本日は建国記念日。
もともとは紀元節といって、神武天皇が即位された日です。
しかし戦後、紀元節はGHQの指示で廃止されてしまいました。それが復活したのは昭和41年のこと。「建国をしのび、国を愛する心を養う」ための祝日として制定されました。
しかし、学校で建国の神話を教えていないのに、「建国をしのぶ」という点には違和感を覚えます、、、。
今日は皆様にこの国の最初の誕生日を知っていただきたいと思います。
神武天皇が、奈良に国の都をおつくりになる際に記した、「橿原建都の詔(かしはらけんとの みことのり)」には、次のような一節があります。
「上は即ち乾霊(あまつかみ)の国を授けたまう徳に答え」
「下は即ち皇孫の正(ただしき)を養いたまう心を弘(ひろ)めん」
これは、天皇(上)は、「天津神(あまつかみ)から引き継いだ責務を神に誓い、すべての民が幸せに暮らせる世の中の実現につとめる」ということを意味しています。
そして国民(下)は、天皇の徳を受けて、日々の暮らしや仕事の中で「世のため、人のため」の精神を自ら進んで実践する、という意味です。
この詔(みことのり)を読んでおりまして、日本のお国柄というものは、上から力で統治するような国ではなくて、人々の幸せを願う「徳の心」が真ん中にある精神統治の国なのだと、実感しました。
神武天皇のご即位から数えて2676年。今日はまさに日本の誕生日。
改めて詔を振り返り、政治家を志した時の思いを新たにいたしました。
私も、厚生労働委員長として世のため人のために力を尽くします。
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建国記念日のことを、、、
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