また悲しい事件が起こりました。
12日、トルコで自爆テロがあり、外国人を含む10人が死亡、15人がけがをしました。
被害者の中には観光でトルコを訪問していた方もいたとのこと、幸せな生活が卑劣なテロによって突然閉ざされたことに怒りを禁じえません。
ですが、政治家として冷静にこの事件について考えたいと思います。
テロの実行犯はISのメンバーであり、さらにシリアから入国し、難民登録を行っていた可能性があることがトルコ政府によって指摘されました。
トルコはシリア難民の受け入れ国の中で、最も多い250万人以上を受け入れてきた国です。
ダウトオール首相は、事件と関係のない難民にまで非難の矛先を向けないよう呼びかけていますが、難民受け入れの是非について国内での議論が巻き起こることは必須と見られています。
ISの狙いは憎しみの連鎖が世界中に広がることです。同時に彼らはその正反対にある「寛容」を恐れています。
昨年11月、英ガーディアンのジャーナリスト、ニコラ・エナン氏は自身の人質としての体験をもとにした記事の中で、ドイツが移民を歓迎する報道はISにとってやっかいなものであり、ISは異民族との結びつきや寛容を認めたくないとコメントしたそうです。
このことは、昨年11月22日にご紹介した、パリで奥さまを亡くされたレリス氏の言葉
「私は君に憎しみを贈りはしない。君はそれを望んでいるだろう。
君が僕がおびえることを、安全のため自由を犠牲にすることを、期待していただろう。君の負けだ」
にも象徴されていると思います。
今回の事件で亡くなられた方のご冥福を心からお祈するとともに、憎しみが憎しみを生むことこそが、テロリストの思うつぼだということを皆様にも共有したいと思います。
12日、トルコで自爆テロがあり、外国人を含む10人が死亡、15人がけがをしました。
被害者の中には観光でトルコを訪問していた方もいたとのこと、幸せな生活が卑劣なテロによって突然閉ざされたことに怒りを禁じえません。
ですが、政治家として冷静にこの事件について考えたいと思います。
テロの実行犯はISのメンバーであり、さらにシリアから入国し、難民登録を行っていた可能性があることがトルコ政府によって指摘されました。
トルコはシリア難民の受け入れ国の中で、最も多い250万人以上を受け入れてきた国です。
ダウトオール首相は、事件と関係のない難民にまで非難の矛先を向けないよう呼びかけていますが、難民受け入れの是非について国内での議論が巻き起こることは必須と見られています。
ISの狙いは憎しみの連鎖が世界中に広がることです。同時に彼らはその正反対にある「寛容」を恐れています。
昨年11月、英ガーディアンのジャーナリスト、ニコラ・エナン氏は自身の人質としての体験をもとにした記事の中で、ドイツが移民を歓迎する報道はISにとってやっかいなものであり、ISは異民族との結びつきや寛容を認めたくないとコメントしたそうです。
このことは、昨年11月22日にご紹介した、パリで奥さまを亡くされたレリス氏の言葉
「私は君に憎しみを贈りはしない。君はそれを望んでいるだろう。
君が僕がおびえることを、安全のため自由を犠牲にすることを、期待していただろう。君の負けだ」
にも象徴されていると思います。
今回の事件で亡くなられた方のご冥福を心からお祈するとともに、憎しみが憎しみを生むことこそが、テロリストの思うつぼだということを皆様にも共有したいと思います。