少し前の話になりますが、、、、、
先週末、両陛下は旧満州からの帰国者が開拓した軽井沢の開拓地をご訪問になりました。
下記はNHKのニュース記事から、、、。
天皇皇后両陛下は静養のため、長野県の軽井沢町を訪れ、戦後、旧満州から帰国した人たちが切り開いた開拓地を訪ねられました。
天皇皇后両陛下は22日午後、JR軽井沢駅に到着し、集まった人たちに笑顔で手を振って応えられました。
両陛下は去年、直前に広島県で発生した土砂災害で大きな被害が出ていたことを受けて夏の静養を取りやめていて、軽井沢を訪問されるのは2年ぶりです。
22日は浅間山のふもとに広がる町の北西部の「大日向開拓地」を訪ねられました。
この開拓地は戦前に旧満州、今の中国東北部に移り住み、戦後の迫害に耐え抜いて帰国した人たちが切り開いた地域です。
両陛下は地元の人たちと公民館で懇談し、帰国するまでに多くの家族を亡くした体験や、農地を開墾するために雪が積もる中、過酷な作業を続けた当時の苦労などを聞いて「本当に大変でしたね」などと声を掛けられていました。(以下略)
NHK News web 8月22日 18時34分
両陛下の開拓地ご訪問はこれだけではありません。
先の6月には、南太平洋の激戦地であるパラオからの引揚げ者が切り開いた「北のパラオ」と呼ばれる宮城県蔵王町の北原尾(きたはらお)地区をご訪問されました。
同じく、7月の那須御用邸ご滞在中には、旧満州からの引揚者が開拓した栃木県那須町の「千振(ちふり)開拓地」をご訪問され、当時の苦労をねぎらわれるとともに、開拓に携わった人々の体調を気遣かわれました、、、。
特に皇后陛下はお体が万全ではない中、「ご静養」の間にも国民の苦しみ、悩みに寄りそっていらっしゃる、、、。
戦後70年の節目での、両陛下の祈りが心にしみわたりました。
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開拓地ご訪問に見る「戦後70年の祈り」
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