小児がんとたたかう子どもたちと皇后陛下の御心

15日、東京渋谷区のBunkamuraオーチャードホールにて、「生きる2015～小児がんなどの病気と闘う子供たちとともに～」が開催されました。


これは、がんをはじめ病気とたたかう子どもたちとその家族を取り巻く厳しい環境を多くの人に知ってもらい、支援に繋げるためのコンサートです。

2004年の開始以来、皇后陛下は毎年かかさず出席されています。


今年も皇后陛下は歌手の森山良子さん、大貫妙子さんらの歌を熱心にお聞きになりました。コンサートの最後、小児がんを克服した子どもたちが森山さんに舞台上で花束を渡すシーンがあり、皇后陛下は子どもたちにひときわ大きな拍手をされていたそうです。



小児がんは15歳以下の子どもに起こるがんです。

この特徴として、患者数に比較してがんの種類が多いこと、また増殖が早いことや治療が長期化する傾向があります。
出来るだけ症例の多い病院で、きめ細かい対応を行うことが必要になりますが、それだけではなく、まだ小さい子どもたちにとっては、家族が病院の近くに住みこんで看病をすることも必要となります。そのため闘病生活は子ども本人だけではなく家族にとっても大変重い負担となります。



今年も盛大にコンサートが行われたことを聞き、困難に直面する人たちに向けられている皇后陛下の細やかな御心に深く感動いたしました。


また同時に国会議員として、このような厳しい環境の中でがんばっている家族と子どもたちの命を全力で守ってあげたい、という思いを新たにいたしました。