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参議院自民党を甘く見るな。その2

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手ぐすね参院自民、「一人一殺」戦法で閣僚を根こそぎなぎ倒し
2012.3.8 22:41 [自民党]

 平成24年度予算案が衆院を通過し、週明けから論戦の舞台は参院に移る。
かつて消化試合と言われた参院予算委員会だが、衆参ねじれによりいまや主戦場。
論客による「血盟団」を組織し、閣僚の「一人一殺」戦法を狙う参院自民党の脇雅史国対委員長は「問題閣僚を根こそぎなぎ倒し、野田佳彦首相に致命傷を負わせてやる」と待ち受ける。
「話し合い解散」にジワリと傾く党執行部ももはや血に飢えた参院自民党に手を付けられない!?(小島優)

 「外交も内政も見るに堪えない。今の内閣は一刻も早く退陣すべきだ。どこが悪いのか明らかにするため、しっかりと責任を果たしたい…」

 8日午後、脇氏は予算案の衆院通過を待たずに早くも倒閣を宣言した。参院自民党には「閣僚を次々に辞任や更迭に追い込んだのはおれたちだ」という自負がある。衆院予算委の論戦を「生ぬるい」と苦々しく思ってきただけに、12、13両日に野田首相と全閣僚が出席して行われる参院予算委員会の基本的質疑を待ちきれないのだ。

 トップバッターの山本一太予算委筆頭理事は、“資質”に疑問符が付く田中直紀防衛相を徹底攻撃。2番手の世耕弘成参院国対委員長代理は、党首討論前に競馬サイトを閲覧していた小川敏夫法相を斬りつける。元大蔵官僚の宮沢洋一参院政審会長代理は、社会保障と税の一体改革を含む税財政について、安住淳財務相と小宮山洋子厚労相をネチネチと締め上げる算段だという。

 攻撃はこれで終わらない。在日韓国人からの違法献金問題で菅直人前首相や前原誠司元外相を追い込んだ西田昌司氏や、山岡賢次元消費者問題担当相のマルチ商法業界との関係を暴いた森雅子氏らが新たな「爆弾」を仕込んで待機する。

 名づけて「鉄砲三段撃ち」作戦。長篠の合戦で武田勢を滅亡に追い込んだ織田信長にあやかり、第2、第3陣-と間断なく攻撃を続ける方針だという。

 そして最後の狙いはもちろん敵将だ。参院自民党は24年度予算案が自然成立する4月6日前後で首相の問責決議案提出を視野に入れる。問責決議案が可決されれば、その後参院は一切審議に応じない。そうなれば消費税増税関連法案の成立は望むべくもなく首相は内閣総辞職か、衆院解散を選ぶしかないと踏む。

 参院自民党は衆院に芽生えつつある「話し合い路線」に耳を貸す気はないようだ。ある参院自民党幹部は不敵な笑みを浮かべた。

 「首相が解散に踏み切ればKO勝ちだ。直ちに解散しなくとも民主党で野田降ろしに火がつくはず。そうなればTKO勝ちだ…」





参院自民党の国対は甘くないですよ。

脇委員長の下、一致団結して挑みます。
月曜日からは期待していてください。


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