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<袖ケ浦の少年死亡>施設虐待「最も悪質」

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<袖ケ浦の少年死亡>施設虐待「最も悪質」 実態解明を要求
毎日新聞 12月15日(日)18時6分配信

 

◇保護者「監視カメラ必要」

 「これまでの虐待事件の中で最も悪質だ」
知的障害の入所者の少年(19)が男性職員から暴行を受けた後に死亡し、14日に県警が暴行容疑で家宅捜索に入った県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」(千葉県袖ケ浦市)。
障害者で作る団体などから非難の声が上がり、不信感を募らす入所者の保護者からは監視カメラの設置を求める声も出ている。同施設を運営する社会福祉法人「千葉県社会福祉事業団」では別施設でも過去に精神的な虐待があり、虐待が広く行われていた可能性も浮上。県警や県が実態解明を進めている。【黒川普史、田中裕之、荻野公一】

 養育園と併設の同法人事務局には14日午前10時から約3時間半、県警の捜査員約30人が家宅捜索に入り、関係書類など段ボール14箱分を押収した。県警は暴行していた男性職員5人から任意で事情を聴いており、容疑の裏付けを進めるとともに、少年の死亡との因果関係を詳しく調べる。

 県によると、養育園には入所者が生活する寮が障害の種類や性別に応じて五つ設けられている。死亡した少年が生活していた「2寮」の入所者の障害は重く、平均30歳代前半の職員13人で担当している。このうち暴行した職員は5人。3人が正規職員、2人が契約職員で、勤続年数は1年未満~約9年だった。

 暴行した職員は同法人の内部調査に対し「利用者の興奮を抑えることができなかった」「(他の利用者をたたくなど)他害行為を抑えるためにやった」などと説明。県の調査にも「支援がうまくいかず、手を出してしまった。安易な方法に頼ってしまった」と話しており、県は背景に「職員の未熟な支援スキルや虐待防止の基礎的な理解の欠如」があったとみている。

 少年の死亡を受け、障害者らでつくる市民団体「ピープルファーストジャパン」(本部・奈良県三宅町、佐々木信行代表)は14日、同法人の近藤敏旦理事長と養育園の武田逸朗施設長に対し、事件の実態解明などを求める要求書を提出した。

 同団体は2004年に結成し、メンバーは全国に約500人。この日は佐々木代表や支援者らが養育園を訪問し、近藤理事長に手渡した。要求書では「これまで追及した虐待事件の中で最も悪質。知的障害者当事者として怒りを止めることはできない」と強調した。13日には、知的障害者の保護者ら約30万人でつくる社会福祉法人「全日本手をつなぐ育成会」(東京都港区)も「早急に原因の究明を求める。人道上卑劣きわまりない犯罪だ」との声明を出している。

 同法人への不信感は強まっており、13日夜の保護者向け説明会では「職員の資質のせいにしてもらいたくない。施設の管理、運営的な問題だ」「この2年ほど職員と会話が少なくなっており閉鎖的。開かれた施設にしてほしい」などと管理態勢を問う声が相次いだ。さらに施設内に監視カメラを設置するよう求める声も出たという。


自民党女性局として、数年間、児童虐待防止に取り組んでまいりましたが、、、この事件は、衝撃的でした。

あってはならないのは当たり前。
まして数人の職員が関わった暴行容疑とは、、、。

我が国は、このような卑劣極まりない事件が増加してしまっている。

何か(道徳等が)大切なものが足りなくなってしまっている。



児童虐待防止に関しても、今まで以上に取り組んでまいります。


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