三原じゅん子議員「大変な決断」 乳房切除のアンジーに共感
2013.05.25ZAKZAK
米人気女優のアンジェリーナ・ジョリー(37)が、乳がんのリスクを高める遺伝子の変異が見つかったとして、予防措置として両乳房を切除する手術を受けたことが話題となっている。自身も子宮頚部(けいぶ)腺がんで、子宮を摘出した自民党の三原じゅん子参院議員(48)が、アンジーへの共感を語った。
「乳房も子宮も女性にとって大事な器官。それを切り取るのは大変な決断です。お子さんのことを考えたのでしょう」と三原氏は同情を寄せる。
アンジーは、米人気俳優のブラッド・ピット(49)との間に3人の実子と3人の養子を持ち、2007年に母親を乳がんで亡くしている。乳がんの罹患(りかん)率は遺伝要因が大きく、アンジーは遺伝子検査の結果、医師から「乳がんになる可能性が87%」と説明されたという。
三原氏は「がんが命にかかわることは変わりません」といい、自身が手術を決断するまでの経緯をこう語った。
「最初の医師は『子宮も卵巣も骨盤リンパ節も切除すべき』と言いました。再発を防止するには最善の方法でしょう。ただ、そうすると排尿障害などで、普通の生活を送るのは無理です。私は別の方法を探しました」
三原氏は病院を訪ね歩き、4軒目で自分の考えを理解してくれる医師と出会い、子宮だけ摘出する手術を受けた。以後、定期検査は欠かせないが、後悔はしていない。
「もし全摘していたら、私は政治家を目指さなかったはずです。政治活動をやりとげる自信はなかったでしょう」
10年の初当選以来、三原氏は子宮頚がん撲滅や、乳がん対策にも取り組んでいる。一方、アンジーは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使を務めるなど、社会活動に積極的だ。
三原氏は「彼女は美しく強く勇気ある女性。私はずっとファンだった。一緒にがん撲滅を目指して活動できたら心強い」と語っている。 (安積明子)
本日の夕刊フジに掲載されました。
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三原じゅん子議員「大変な決断」 乳房切除のアンジーに共感
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