カズ 50歳まで現役
2013年5月18日 中日スポーツ紙面から
Jリーグの20周年記念パーティーが17日、東京都内のホテルで、サッカー関係者ら約1100人が出席して行われた。Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎・日本サッカー協会最高顧問が開会のあいさつに立ち、元鹿島MFで、元日本代表監督のジーコさん(60)が祝辞を披露。また、Jリーグ初代MVPに輝いた横浜FCのFW三浦知良(46)も出席し、パーティーに花を添えた。また、Jリーグはインターネットで募集していた20年間の「ベストイレブン」などを発表した。
「川淵さんから耳元で『50歳までやれ』と言われたので、頑張ります」。パーティーでベストイレブンの記念品を川淵初代チェアマンから受け取ると、カズはそう言って笑いを取った。
その20分後、Jリーグ20周年ならではの「夢の共演」が待っていた。別室で取材を終えたカズの前に、J創生期を支えたジーコさんが現れた。V川崎(現東京V)の一員として20年前の開幕戦に出場した現役のカズとがっちり握手し、ジーコさんは「日本サッカーの進歩は、すべてカズから始まった。パイオニアの彼が日本人の価値を高めてくれた」と語り始めた。
20年以上前、実兄のエドゥーさん(元日本代表コーチ)が、ブラジル時代のカズを「すごい才能を持った選手が日本からやってきた」と評していたこと。日本代表監督だった2004年、すでに突破が決まったW杯1次予選のシンガポール戦で、カズら日本サッカー界に貢献したベテランの招集を真剣に考えたこと。ジーコさんは「相手に失礼だからと実現しなかったが、寂しい気持ちだった」と振り返った。
カズもジーコさんへの思いは特別だった。子供のように目を輝かせ、「1988年、(自身が)クリチバのとき、フラメンゴのジーコさん、レオナルド(元鹿島)、ジーニョ(元横浜F)と対戦して、ジーコさんに1点を取られた。一番の思い出です」と笑った。
94年1月、Jリーグ初代王者の座をかけて戦ったV川崎のカズと鹿島のジーコさん。話し終えた2人のレジェンドが堅く抱き合った。 (関陽一郎)
どれだけの努力で維持されているのか。
想像を絶する精神力ですよね。
努力ということの成果をしっかり見せてくれている男、、、カズさん。
どんな仕事でも同じですよね。
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カズ 50歳まで現役
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