川口氏解任「国益より政局」批判…野党に誤算
野党が9日に参院で可決した川口順子参院環境委員長の解任決議は、「国益より政局」との野党への批判の高まりもあり、高い内閣支持率が続く安倍政権の「失点」になると見た野党の思惑通りの打撃を与えられず、今国会の与党ペースを崩すことはできなかったようだ。
民主党の輿石東参院議員会長は記者会見で「単に民主党だけが『けしからん』と言っているのではない。自民、公明両党を除く全ての党が、許される状況ではないと判断した」と決議の妥当性を強調した。これに対し、自民党の石破幹事長は記者団に「ただ、与野党対決を鮮明にしたかったという野党の見識は、極めて残念だ」と語り、公明党の山口代表も党中央幹事会で「良識の府たる参院に汚点を残した」と述べた。
議会の手続き上は「非」のあった自民党が、野党側を逆に攻撃するという強気の対応に出たのは、世論の理解を得られるとの自信に加え、国会運営を巡る余裕があったからだ。
日中関係が悪化する中、中国要人との会談を優先して北京滞在を延長した川口氏の行動には、「国益にかなっていた」との評価があり、「野党の追及は行き過ぎ」との声も強かった。民主党内からも「参院での内輪もめと受け止められている」(参院議員)と、国民の理解が得られないと懸念する声が漏れるなど、野党側にとって誤算もあった。
(2013年5月10日07時19分 読売新聞)
昨日の本会議の模様、、、、
最近ずっと暗い顔をしていた野党の皆さんが、鬼の首を獲ったような狂喜乱舞的に拍手したり、大声で罵声を浴びせる姿を見て、これぞ国会軽視だと感じた。
良識の府たる参議院に汚点を残した、、、、この言葉に尽きる。
さあ、今日も本会議。
きっと、野党は一転して暗い顔に戻っているのだろうな。
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「国益より政局」批判…野党に誤算
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