ノリノリ婚約会見

菊之助３度目会食で求婚！菊五郎と吉右衛門もノリノリ婚約会見

　歌舞伎俳優・尾上菊五郎（７０）と女優・富司純子（６７）の長男、歌舞伎俳優の尾上菊之助（３５）と、歌舞伎俳優・中村吉右衛門（６８）の四女・波野瓔子（ようこ）さん（３０）が１４日、東京・虎ノ門のホテルオークラで結納を交わし、その後、会見した。菊之助は昨年１２月、中村勘三郎さん（享年５７歳）が亡くなった際、家庭を持つことを強く意識した、と明かした。会見には菊五郎と吉右衛門も同席。互いに冗舌で、梨園（りえん）の名門どうしの縁組に会場は華やかな空気に包まれた。

　結納を終えた菊之助と瓔子さんは、ともに着物姿で会見場に登場。「生涯の伴侶の波野瓔子です」と菊之助が紹介。フィアンセの左手薬指には、大きなダイヤの婚約指輪が輝いていた。

　歌舞伎の世界に育った２人は小さい頃から顔見知りだった。高級装飾品などを扱う「和光」で働いていた瓔子さんと２年前、食事をしたのを機に会う機会が増えていった。そんな中、真剣に将来を考えるきっかけとなったのが、大先輩の訃報だった。

　「昨年１２月に勘三郎さんがお亡くなりになって、（息子の）勘九郎さんや七之助さんの必死な姿を見て『私も早く家庭を持たないといけない』と痛切に思いました」と菊之助。１２月末、結婚を決意してから３度目の会食で「家を守ってください」とプロポーズしたそうだ。

　「とても明るくてかわいらしい方。２人でいて、とても楽しい」と菊之助が目尻を下げれば、瓔子さんも「羽毛布団に包まれているような温かい気分になれる方です」とのろけてみせた。
報道陣に婚約指輪を披露する瓔子さんと菊之助

　菊五郎率いる「音羽屋」と、吉右衛門を中心とする「播磨屋」という梨園の名門同士の縁組。一番驚いていたのは、ともに人間国宝の２人の父親だった。交際を「知らなかった」という菊五郎は「娘の（寺島）しのぶがフランス人のダンナをもらった時以上にびっくりした。この年になって播磨屋さんと縁戚になるとは思わなかった。あまり女性と縁がなくて『趣味が違うのかな』と思っていた」と笑わせた。両家で会食した際、瓔子さんに「パンツ一丁でくればいい。そこから（尾上家に）染まっていけばいいんだから」と声をかけたという。

　一方、吉右衛門は「ただただびっくりした。『どうか娘さんをいただきたい』と言われ、慌てて『いいの？　こんなんで』と」。梨園に嫁がせるつもりはなかったそうで「（菊之助が）１月にお相撲さんの役をやっていたので、押しが強かった。がぶり寄られました」と笑顔で振り返った。

　勘三郎さん、市川團十郎さん（６６）と名優が相次いで亡くなった歌舞伎界。４月には新装なった歌舞伎座が開場する。「同じ環境で育った女性を伴侶に持ち、ともにこの難局を乗り切っていきたい」と、菊之助は改めて決意を語った。

　大安吉日の今月２６日に東京・外神田の神田明神で挙式、９月に披露宴を行う。

あの、、、、、正直うらやましいっす。