定数削減に固執せず=消費増税不成立なら議員辞職-野田首相
野田佳彦首相は12日の衆院予算委員会で、衆院解散時期を判断する条件に掲げている衆院選の「1票の格差」是正と定数削減について「この問題を決着させないことによって解散を先送りするという考え方は持っていない」と述べ、必ずしも今国会での定数削減をめぐる与野党合意には固執しない考えを示した。自民党の石破茂幹事長に対する答弁。
先の通常国会での消費増税法成立に「政治生命を懸ける」とした自らの発言について「(成立しなければ)議員辞職するつもりだった」と明らかにした。石破氏が「成立しなければ、衆院解散か内閣総辞職を選ぶという意味だったのか」とただしたのに対し、首相は「わが(民主)党で(消費増税に反対して)離党する人も出た。そこまで多くの人に迷惑を掛けてきた以上、一番の責任の取り方は単に総辞職だけではなく、自分がバッジを外すことだ」と説明した。
首相は8月に自民党の谷垣禎一前総裁に「近いうちに信を問う」と早期解散を確約したことに関し、「(消費増税法成立のため)どうしても局面打開に必要なら、暗示的な言葉は使わざるを得ないと思った。それが『近いうち』だ」と説明。「それ以上でもそれ以下でもない」とし、解散時期については明言を避けた。
一方、田中真紀子文部科学相は、3大学の開設をいったん不認可とした問題について、首相に事前に報告した際に「具体名には触れなかった」として、従来の説明を修正した。自民党の馳浩氏は、田中氏の自発的辞任を求めるか罷免するよう要求したが、首相は「引き続き教育改革を推進していただきたい」と改めて拒否した。 (2012/11/12-21:19)
イライラしながら中継を見ていたのは国民の皆様のうち大半だったでしょう。
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議員辞職?
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